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  開業社労士を応援する営業道場「中島塾」 売上upにつなげよう!!のナビゲーター   トップページ > 2011年12月01日  

法律のはざまで vol.2

2011 - 12/01 [Thu] - 09:00

社会保険手続の「う~ん」と感じた第二弾。


ある会社の入社手続き。
入社した社員は20代後半の女性、離婚歴あり4歳の男の子のお母さん。この方は外国籍特別永住者の方でした。(※入管特例法により定められている特別永住者)正社員として入社、当然に雇用保険、社会保険の被保険者資格取得手続きに入ります。

ここで、問題が生じました。
この社員と、4歳の息子さんが実の親子だと証明ができないため、息子さんが健康保険上の扶養家族に入れられない、健康保険カードがもらえないのです。

社員の外国人登録証には本名と日本での俗称が掲載されています。しかし、息子さんと同じ名字ではありません。
実は、離婚といっても当人同士で役所に離婚届を出しただけ、簡単に手続きをしたようです。「無知」といえばそれまでですが、子供の親権、養育権などをどうするとか、養育費がどうのこうのなんて全く協議もなされていません。ご主人は日本国籍の方、息子さんは日本国籍。息子さんのお父さんとこの時も同居のままで住民票も移されていません。(最近DVなどの問題が多く発生する背景から、住民票を移さなくても事情があれば公立小学校に入学できるなどの制度があります)息子さんの名前は日本人の一般的な姓名です。ご主人だった方は疎遠でどこにいるか生きているかどうかも不明だそうです。

この方は日本国籍ではないので住民票がありません。(2012年7月法改正で外国籍の方も住基法の適用対象になります)日本国籍の息子さんは父親の同一世帯のまま、住民票があります、従ってこの社員と息子さんは同居ですが、世帯が同じという証明は取れません。
息子さんの健康保険カードを取得するためには、親権をもとっていないこの社員と、この4歳の男子が実の親子だという証明がどうしても必要になります。
この女性はもちろん日本国籍はありません。

ということは、子供の父親の戸籍をあげて、この社員と過去に婚姻関係にあった履歴があり、この息子がこの社員の子だとの証明ができ、社員の外国登録証と合わせて添付書類として提出できればいいということになります。
しかし、戸籍謄本をあげることができるのは本人、または本人の委任状がある場合です。前のご主人はどこにいるのか不明です、前のご主人からの委任状をとることは無理だと考えられます。
では未成年の子供本人で自分の戸籍謄本をとることができるのでしょうか。そして、息子さんの戸籍は大阪からはかなり遠い四国地方でした、ということは直接4歳の息子がその役所まで出向いて自分の戸籍をとることは無理だと考えられます。
私はこの若い女性に代わって役所に、事情を話し4歳の息子が自分の戸籍謄本を入手できるように交渉しました。あれこれの女性の添付書類、申立書などを作成することになります。この戸籍謄本を入手するには、かなりの時間がかかります。(離婚協議書さえあれば手続きは簡単に進められるようです)

困ったのは、この女性の社会保険の取得手続きです。
会社としては法律通りに当然に入社日に入社手続きを進めるつもりです。
しかし、実の子供だと証明できる書類を添付できないなら扶養手続きができないと言われました。当の社員からすれば、なぜ、実の子なのに一緒の健康保険に加入できないのかが理解できず、自分だけの手続きに納得はしません~母子家庭のため今まで国保保険料もかからなかったのに、入社して給与から控除される保険料の金額に驚いたためもあります、国保は簡単に一緒に加入できたようです。)
私は直談判、会社にはこの社員と子供が実の親子関係にあると証明もさせるし。社労士である私も責任を持って最後まで手続きを完結するから、先に子供を扶養に入れて健康保険カードを発行してくれないかと交渉しました。国保に同一世帯として加入していたのだから、これも証明として認めてくれと言いましたが、マニュアルに国保に加入していという項目がない、と言われました。
断固として認めてくれませんでした。
では、どうしたらよいのかと詰問すると、子供は今まで通りに国民健康保険に残し(4歳の息子だけ?)社員は入社日に社会保険加入手続きをしてくれというのです。
そりゃ、お役所としては必ず扶養家族と認められるのだったら、なおさら仮に国保に子供だけ残しておいても、あとで保険料も返還するし、給付もあとで申請すれば不合理はないはずだと考えていたのでしょう。
それはそうなんですが、
結局、6か月程度かかったこの手続き。
会社からも当の社員からも、「先生が悪いとは思っていませんが、なんとかならないのですか?」と言われ、おっしゃる通りだと感じた私は、あちらこちらの役所に交渉をアレコレこころみ、前段通りの手続きよりは簡潔化できたのですが、
なんだか、すっきりしない、行政ごとに対応が別々で。「私には理解できない」という社員からすれば、ものすごく難しい手続きばかりで、
なんだか、なあと思えイライラしました。

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