FC2ブログ

儲かる「開業」社労士を目指し、塾長 中島 先生のもと、相互研鑽に努める中島塾がタイムリーな話題をお届けします。 社労士開業をして間もない人、これから開業を考えている人、我々と一緒に頑張りましょう!!

  開業社労士を応援する営業道場「中島塾」 売上upにつなげよう!!のナビゲーター   トップページ > 2012年07月18日  

お勧めの一冊

2012 - 07/18 [Wed] - 08:45

本日は最近読んだ本の中で、おすすめの一冊をご紹介させていただきます。

その本は「『新型うつ病』のデタラメ」です。

近年、企業でうつ病が多発しており、特に、ディスチミア親和型うつ、いわゆる「新型うつ」が大きな問題となっています。

この部分について、お客様からの相談や、セミナーでの要望が最近急激に増えていて、この本を手に取ってみました。

この本では、どうしてこのようにうつ病が多発するようになったのかを、精神医学の歴史からひも解いてわかり易く説明しています。

これによると、1980年代アメリカからDSMという、スコアカードによる画一的な診断基準が導入されたことにより昔から研究されてきた精神疾患の判断基準が大きく変わったことが、鬱病患者が増えた一つのきっかけとしています。

昔は、鬱病かどうかを確認するのに、一つの判断要素として、内因性(身体的問題がうつ病の原因としてある)のものを、自殺念慮等を考慮すべき、治療が必要なうつ病ととらえ、心因性(つらい出来事等)のものと区別して治療方法なども区分けされていました。

このため、以前は、鬱病かどうかを判断するためには、その症状だけではなく、それを引き起こした原因まで考えて診断をしなくてはいけなかったわけですが、この診断には、精神医療の深い知識と経験が問われることから、医師によって判断にブレがあることも少なくありませんでした。

これに対し、新たなDSMという基準は、画一的な診断方法の為ブレはあまりないのですが、それまでの精神医学で精神疾患分類の重要な判断基準とされていた、疾患の原因を問わずに、実際に発症している症状をもとに、鬱病かそうでないかを判断するようになり、このことが、以前と比べ簡単にうつの診断が出てしまう一つの要因となっていると指摘しています。

また、このような診断とは別に「うつ病」が多発する原因として、SSRIという新薬の開発、製薬会社と医療従事者の利害の一致などの指摘も非常に示唆に富むものがあります。

これらの事が、実際には、「うつ病」とは言えない、「単なる気持ちの落ち込み」のような方も病気と判断されてしまう危険があることをこの本の作者は指摘しており、健康保険の傷病手当金や障害年金を頼って自ら病気になりたがるような患者の事例をもとに、現代の「うつ病」に対して問題を投げかけています。

日々の精神疾患系のご相談を受ける上において、このような考え方を知っておくことは適切な労務管理を実施するためにも非常に有益かと思い、ご紹介させていただいた次第です。

「うつ病」というフレームを通して、現代の社会の在り方を考えさせられます。

「新型うつ病」のデタラメ (新潮新書)「新型うつ病」のデタラメ (新潮新書)
(2012/06/15)
中嶋 聡

商品詳細を見る

スポンサーサイト



 | HOME | 

お気に入りに追加(開業頑張れ!!)

ブログランキング(開業・独立)

カレンダー

06 | 2012/07 | 08
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

プロフィール

なかじまじゅく (開業社労士)

Author:なかじまじゅく (開業社労士)
皆さんこんにちは!!我々は社労士の明るい未来を考える、なかじま塾です。よろしくね!!

クリックで救える命がある。

最新コメント(開業社労士の皆様へ)

月別アーカイブ

カテゴリ

夢語る掛け軸

最新記事

Facebookページもあるよ!!

開業社労士のリンク

開業支援「中島塾」

検索フォーム

QRコード

QR

RSSリンクの表示